サザナミのうつ病体験/克服記(その7 散歩~旅行でリハビリ編)

うつ病克服

朝日を浴びて、散歩から始める

前回 サザナミのうつ病体験/克服記(その6 自信向上編)

うつ病を発症してから体調不良で退職。
Natural-Spiさんのヒーリングで離脱症状とうつ病が解消され体調回復。
その後、社会復帰するまでに、モチベーションや自信をつけることを実践していきました。
それと同時に、身体も鈍っていたので、体力をつけないとと思い、体力作りにも励むことに。
うつ病期間中、もっともおっくうなのが運動だと思います。

大神さんのヒーリングを受けてからは、脳のもやもやもだいぶ消えて、外にでるとセロトニンがでてきたのか、すうがすがしく感じられるようになっていました。
朝のすがすがしい感覚も忘れていたのが、外にでると気持ちがすっきりとして気持ちいい・・。
昼夜逆転で、いつも朝起きると布団の中で遅くまでずっと寝ていたいと考えていたのが、気持ちよくパッと目覚めることができ外にでて朝日を浴びる習慣もできるようになりました。
私の家の近くは、幸いなことに田舎のほうで近くに自然も豊富にあるので、子供の頃にもどったように近くを流れる川で泳ぐ魚の様子を眺めたり、植物を手にとり朝から自然エネルギーを浴びていました。
やはり、自然からは何等かのエネルギーがでているのか、心もすがすがしく浄化されていき、精神状態も清らかになっていくような感じがします。
そのうち、「身体を動かさねば!」という気持ちになり、まず手始めに、朝起きてから近くを散歩する習慣づくりから始めてみました。
うつ病期間中は、強い解離も起こって意識も現実感をはっきりと感じることができなかったのですが、自然と触れ合うことで、まだ少し「ボー」としていたもやもやも少しづく解消されていき、色褪せてしまっていた現実感も鮮明になっていきました。
うつ病のときは、「永遠にさまよう砂漠のような世界」で未来も希望もないものでしたが、自意識が戻り、感情も次第に蘇ってくると、
「生きてるんだなー。あー、もっとこの自然のすばらしい風景と戯れていたい・・」
という実感が湧き、生きていく目的が芽生え始めてくるようになったのです。
いつも体調が悪く、規則正しい生活などおくれることもできなかった私でも、この朝起きて散歩をするという週間もできるようになっていました。

「規則正しい生活をおくることで、自律神経を整える」
とよく言われますが、これは間違いだと思います。
「自律神経が整って、規則正しい生活がおくれる」
が正解だと思います。

うつ病期間中は、仕事でも規則正しい生活はなんとかしていたのに、非常に疲れていました。
ずっと休んでいたいという気分でいっぱいで、
「規則正しい生活をして体調がよくなればいいのに、逆に疲れるなんて。。」
と思っていました。
実際にうつ病になっている人は、そう思いませんか?
うつ病からよくなると、朝起きられる週間もきちんとできるようになります。

旅行でリハビリ

さて、朝起きて散歩をし朝食を摂る。
これだけでも、目覚ましが何度も何度も鳴っても起きられなかった私にとっては大きな前進です。
その後は、これまでできなかった旅行に行ってみようと思い立ちました。
うつ病にかかってからというもの、旅行など疲れるだけでなかなか楽しめるものではなかったのですが、インターネットで色々と名所を探して行きたい場所リスト作成。
こうした旅行計画をつくることで、鈍った認知機能を働かせることにも有効でした。
旅行先は、関西地方へ。
関西方面は電車を利用しましたが、路線も複雑なので田舎育ちの私にとっては頭を働かせる体操にもなります。人も多いので、人混みが苦手で対人恐怖もある私にとっては、度胸をつけるためにもいいリハビリです。簡単にできる「暴露療法」といったところでしょうか。
わざわざ心理療法を受けなくても、自分でやろうと思えばお金など出さなくても簡単にできます。
中学校のとき修学旅行で訪れた、奈良県や京都方面の寺社を巡りました。
もう、数十年前のことで、記憶も鮮明に覚えていたつもりでしたが、当時の思っていた光景とは様変わりしたのもありますが
「こんなところだったっけ?」
と過去の記憶とのずれを実感することも。

しかし、それも感動や驚きのひとつであり、そう認識することで停滞してしまっていた感情を蘇らせていくのでした。
美しい風景を観て楽しみながら、あちこちを訪問することもいい運動にもなります。
また、歴史の勉強にもなるのでこれも頭の体操や、失った好奇心を掻き立ててくれます。
お土産店に並ぶ商品をみることで、
「こういった商品もあるんだな~」
「こういう商売方法もあるんだな」
と仕事をしていく上でのヒントや人生の転機のきっかけに繋がるような発見も見つけられるかもしれません。
また、帰ってからも、撮影した写真を思い出としてブログに載せ、文章を書くことも効果的です。
ブログを書くことで、思い出を残しておくだけでなく、文章を書くことで文章力アップで再就職へのスキルアップにも役立ちます。また、人とのつながりもでき、独り身の孤独感を癒してくれるでしょう。
旅行をすることは、とてもいいリハビリにもなりました。

まず私のリハビリの第一歩としては、無理せず自然と楽しみながら取り組んでいったことです。
自然や綺麗な風景と出会えると、生きていたいな~と生きる意欲が湧いてきます。
とにかく、最初は生き甲斐も何もない状態でしたので、まずは旅行で思い切り楽しんでいくことからスタートし、その中から人生のヒントになるものがないか探していくことからモチベーションを高めていきました。
一度何もかも失い、0の地点からやり直すのは大変ですが、あせらず少しでも楽しいこと、気持ちいいことを体験し、自分を遊ばせていくと脳も活動的になってきます。
うつ病になる人は、あまり遊んできたこともない人が多いので、とにかく「遊ぶこと」がとても大切です。
親からおもいきり遊ぶ事を拒絶された人、勉強ばかりして遊ぶことをしてこなかった人は、脳が停滞している状態です。遊ぶことで脳からドーパミンが放出されると「楽しみたい」という意欲も湧いてくるので、とにかく遊ぶことを実践していくといいでしょう。

つづき サザナミのうつ病体験/克服記(その7 散歩~旅行でリハビリ編)