サザナミのうつ病体験/克服記(その3 生い立ちと家庭環境編)

うつ病克服


心の病を持つ人達は生い立ちが似ている

前回の話し サザナミのうつ病体験/克服記(その2 様々な療法を受ける編)

色々調べていくうちに、うつ病など心の病を発症する人達、あるいは心の病を発症するほどではないけれど、生きづらさを感じている人達には共通点があることに気づいていきます。
恐らく、成人へと成長していく過程において、だんだん周囲と溶け込めなくなり、
「自分だけ成長が止まり取り残されていく感じがする・・」
という感覚を感じたことがないでしょうか?
だいたい多くの人が恋愛がうまくいかなかったり、異性と話すことに緊張するという人も多くいるようです。

私が初めて気づいたのが、出会いメールで知り合った女性でした。
笑顔で受け答えがよく、とても奉仕的な方でした。
私もどちらかと受け身なほうで、リードすることは苦手であったので、何か自分と雰囲気や似たところがありました。映画を見た後、レストランで食事をすることに。
私の両親は離婚していると話したところ、
「私のうちもそう。家にいると母親といっしょにいると重たい気分がする。はやく家をでたいな~」
と口にし、
「なんだか、家の雰囲気と似てるな・・」
と感じたのを覚えています。
お互いいい雰囲気で、付き合ってもいい人ではあったのですが、
「うつ病の状態で結婚して面倒を見ていくことになったら私は養っていけないな・・・」
と、かえってからお断りしてしまいました。(本当に申し訳ない)
それからというもの、うつ病を治すまでは恋愛、結婚は諦め、うつ病克服の道を歩んで行こうと決意したのでした。

その後は、
 「はやく結婚しないの?」
 「結婚すればうつ病もよくなるよ」
と縁談を勧められましたが、気力も湧かずすべてお断り・・。

心の病をもつ人達の生い立ち共通点

そして、精神科のリハビリをしていたとき、仲よくなった人もいて、生い立ちを話しあうとやはり似ていました。
親の教育の厳しさ、過干渉あるいは過保護などは共通点があるようです。
そのような共通点とは、調べていくと親達に下記のような特徴があるといわれています。

・夫婦喧嘩が絶えない
・親が過干渉あるいは過保護
・躾けが厳しすぎる
・虐待、暴力をふるう親
・アルコール中毒の親
・心配性な親
・進路や友人関係を親の希望に従わせようとする親
・子供に遊ばせない

私と仲良くなるタイプは、引寄せあうのか、似たような家庭環境で親が苦手という人が多いです。
会社で正月休みなどになると、「帰省したくない」と憂鬱に感じる人も多いのではないでしょうか?
私も、小さい頃から夫婦喧嘩が絶えず、過干渉であり、家にいると常に緊張しっぱなしで家にいるのはイヤでした。家にいると親達や兄弟の顔色を伺うばかりで自分がだせず、好きな事もさせてもらえなかったので、年齢を重ねるごとにだんだんと、無気力感が漂い、感情が失せていく感覚がしていました。
いじめにあうタイプも、大人しい人が多い傾向にありますが、そういった子供達の家庭環境もこのような環境で育たれた傾向があるようにみえます。

こういった家庭にいると、自信、自我がなくなって自分を抑え込みがちになり、ついつい相手のいいなりになってしまいがちになります。
そうなってくると、友人や上司などから
「自分がない奴め!」
「お前は信用できない奴だ!」
と冷たい言葉を浴びせられ、仲間外れにされたり、いじめにあってしまうことも。

社会にでてからはさらに悪循環


そうして、見返すために、勉強をして学力をあげ必死に頑張る人も多いようです。
実際、私も学力を伸ばし、学校の先生から褒めてもらえ、いじめた連中達を見返してやりました。
しかし、勉強はできても、上手く交友関係が上手く築けなくなるばかりか、発達障害的な症状もでてくるようになり、口下手、ミスが増える、人前であがりやすくなるなど次第に生きにくさを感じていくようになっていました。
実際に、私は会社に入社してからミスは多いし、仕事も上手くこなせず、あまり自分を出さずにいたせいか、屈辱的な言葉を浴びせられました。

近年はコロナ禍で、自殺する子供が増えているといいますが、これも父親が家にいることで夫婦間の喧嘩が絶えなくなったり、子供が虐待を受けストレスを抱えているのではないかと思われます。
両親の夫婦喧嘩など、子供以下の喧嘩。本当にくだらないことで子供以下の喧嘩をしている。
会社に入るとどうだろうか。
これまた、くだらないことで子供並みの我侭な連中達が徒党を組んで、集団で襲いかかってくる。
日本のいじめというものは、集団でかかってくるのが特徴らしい。
子供もいて、理性もあろうかと思っていた大人達がまるで幼稚園児のように、いじわるなどしてくるのだ。
特に、会社のトップになるほど、罵声をあびせてきたりパワハラをしてくる。
こういう連中達はどうやって子供に躾けをしているのだろうか?

私は、子供の頃からいつも食事時は説教のように父親から
「こうあるべきだ、こうしなさい」
「こういうダメ人間にはなるなよ」
と育てられてきました。
親の厳しい躾けで教育されてしまうと、
「いい加減にはできない」
と完璧主義に陥ってしまうようです。

うつ病になると生き地獄

うつ病になるときは何等かのきっかけで起こります。
失恋、入試失敗、リストラ、結婚、昇進など・・。
とはいえ、それ以前にも過去にずっとうつ病の原因がなかったということは稀だといいます。
いくつかのトラウマの積み重ねが引き起こされた結果、何等かのきっかけで限界が来て心がぽっきりと折れたようにして引き起されるといいます。
うつ病はセロトニン、ノルアドレナリンの減少が原因といわれますが、何の理由もなく減少することはないと思います。
なんらかのきっかけ(PTSD)で、セロトニンの減少が結果的に起こっているものでしょう。
うつ病になる人は、あまり趣味をもたず、人生に希望が見いだせない人が前提にあるようで、その時点でセロトニンやドーパミンの低下はあったのではないかと思われます。
実際、私も趣味もなく(小さい頃はあったが)、生き甲斐をみいだせていませんでした。

それが、大学時代の研究室でのストレス、入社後のパワハラをきっかけにポッキリと心が折れてしまい、失望ばかり味わい、これで終わりだという観念がいろんなことで支配してしまいました。
完全にエネルギーが切れ、努力して積み重ねてきたもの崩壊してしまいました。

社会に出てからは、
うつ病にかかりって頭は働かず・・
恋愛も上手くできず・・
人の目を気にし・・
将来に対して常に不安を感じ・・
抗うつ薬の副作用により体調も悪く・・
人一倍もがきながらも幸せを感じる事ができず
生きていて何一ついいことなんかありません。

その先には、重いバーベルをかかえたまま寒く冷たいエベレストを登るような風景が広がり、輝かしい未来など感じられませんでした。

つづく サザナミのうつ病体験/克服記(その4 減薬・克服編)

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