サザナミのうつ病体験/克服記(その6 自信向上編)

うつ病克服

うつ病者は自己肯定感が低い

前回 サザナミのうつ病体験/克服記(その5 モチベーションアップ編)

うつ病になる人は、だいたい自己肯定感が低い。
かなり能力ある人ほど自己肯定感が低いように思います。
私の学生の時の親友たちも、それほど大した事もしていないのに、自己肯定感が高く
「なんで、こんなことしたくらいで自信を強くもてるんだろう・・」
と不思議でした。

しかし、悲しいかな
こういう連中ほど世の中上手くわたっているな~
と社会に出て感じました。

Twitterなどでも、美人(かわいい)であるのに自分の事を
「不細工で死にたい」
「整形したい」
とツイートしている人をよくみかけます。
なんで自信もないのに顔写真を載せているのかと思っていたのですが、顔写真をのせて
「かわいいよ」
と言ってもらいたいようです。
「かわいい」と言ってもらうことで、自分に自信を取り戻したいと思っているのでしょう。

が、誰も何も言ってくれないので、さらに落ち込み顔写真をすべて消したり、自分をぶさいくに描いたり、あるいは本当に整形する若い女性をよくみかけました。(醜形恐怖というやつか)

なぜ、こんなにかわいいのに自信がないのかというと、
小さい頃からいじめにあったり、
親から「ブス」「お前なんか死ね」
と言われて、それを真に受けているようです。
恐らく、かわいいと女性の嫉妬もあるのではないのかなと。
周囲の影響でいわゆる「暗示」にかかってしまっている感じなのでしょう。

という、私も高校生のときに不細工で小太りでちびな奴に「変な顔」と言われて、
「え、お前にそんな事いわれるなんてショックだ・・」
と、かなり自信を失ってしまった記憶があります。
(そいつは現在中学教員ですばらしい先生だと思われているようですが・・)
それから、何度か女性から気があるような言葉をかけられても
「いや、自分なんて不細工なやつを好きになるはずなんてない・・」
と常に自分を卑下し、女性と付き合うことができませんでした。

それは女性だけでなく、何をやるにも自信がもてず。。
大学でもコンプレックスの塊で、自信をつけるためかなり勉強していました。
おかげで成績はよく首席で卒業。
しかし、それでも
「周囲は遊んでるやつ多くて、自分は勉強してたから当然か・・」
と感じて、これまた卑下。

仕事でも完璧を求めすぎてしまい、丁寧に仕事はするもののこだわりすぎてしまい仕事は遅く、仕事はたまっていくばかりで、無駄に疲れてしまう。
テキパキと処理できないので、要領が悪く、
「仕事が遅い!」
と上司から叱られる。
これまた、自信を落してしまい、仕事は頑張るんだけどどうしても自信を落していくループにはまっていました。

当時は、うつ病にもかかっていたのもありますが、仕事をやめて冷静になってみると、
「ハッ」
と、無駄にハイレベルのものを追求していたのだな~と感じていました。
それも、Twitterなど見てみても、自己肯定感が低い人ほど皆ハイレベルなものをしていることに気づいたのです。(本人達は自覚していない)

仕事をしていたとき、上司によく言われていたのが
「君は要求レベルが高すぎる」
「なぜ、君はこれだけの仕事をやっているのに報告しない!」
と怒鳴られていたことが多かったのです。
当時はよく理解できなかったのですが、とにかくコンプレックスの塊で、自分のことに必死で周囲のレベルがどれほどなものかよく見ていなかったのもあります。
なので、いつのまにか暴走してしまっていたのでしょう・・。
冷静になって周囲をみてみると、
「あんまりたいした仕事してないんだな・・」
と安堵したのでした。

そう、あまり普通の人達は、あまり深く考えず、質を落としてなるべくスピード(数をこなす)をあげていけばよかったんだなーと後になって思いました。

それと、自分1人で仕事をかかえてやってしまっていたのもダメでしたね。
1人で仕事を抱えてやってしまうと周囲から
「こいつ何やってんだ?」
と思われてしまうようです。
どちらかというと、あなり相談しないよりも、色々上司に相談していったほうが
「お、こいつよくやっているな」
と思われるようで、印象もよくなるようです。
自分1人で仕事をしてしまう人は、他人に任せるということをしたほうがいいかもですね。

私が自信を高めていった方法

では、私が自信を高めていった方法を紹介します。

反省除去

自己肯定感が低いと、無意識的に非常に高い目標設定になってしまうので、そういうときは冷静になって目標設定を下げてみると、いいのかもしれません。
非常に高い目標をおくと、未達に終わってしまいやすくなるので自信を喪失させていくリスクが高くなっていきます。
到達しやすい目標設定まで下げ、その目標に到達したら「それで満足感」と感じていくと自信も高まってきます。
これも心理学的で使われるテクニックの一つで「反省除去」といった方法です。
反省することも大切ですが、反省しすぎることは自己肯定感を下げる要因ともなりますので、反省をしないようにしました。

ブログに生い立ちを書いていく

ブログに生い立ちを書いていき、自分の生い立ちを見直していくことも大切です。こんな自信のない自分になってしまったのかは、育成環境が大きく影響しており、「自分の努力不足のせいではない」ということを自分に言い聞かせるためです。
自己肯定感が低くなってしまった要因として、
・いじめ
・人から受けるダブルバインド
・親の厳しすぎる躾け
・ほめてもらえなかった
ということがありますが、そういった自信を喪失させてきた出来事をブログに書いていき整理していきました。

そうして、
 「これは環境のせいだったんだ」
 「こうなったのも仕方なかったことなんだ」

と毎日心の中で念じていったことです。
そうしていくと、心の中のトラウマも解消されていき自分を否定することもなくなってきました。
トラウマについて、よくわからない方は、
「毒になる親 スーザン フォワード著」
を参考にするといいと思います。
この本を読むだけで、心の整理ができリストカットの症状が治まったと言う方も多いようです。

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ただし、精神状態が安定していないうちは、辛い気持ちがでてくるので、精神状態が安定してからのほうがいいでしょう。

トラタカ法(一点凝視法)

これは、一点凝視法と言う古代からインドで伝わってきた瞑想方法です。
大神さんから教わった方法で、一般的には蝋燭の炎など一点をまばたきせずじっと見つめるものです。
まばたきせずにじっとみつめるのは、涙がぼろぼろとでてとても辛いものがありますが、練習していくと慣れてきて辛さもなくなってきます。
大神さんは、一般のものよりもさらに音声などを用いる強力な手法を教わり、これで潜在意識の部分からみるみる自信が込み上げてくるようになりました。
私は、最初の頃3秒も開くことが辛かったのですが、今では10分は平気で開くことができます。
目の状態がドライアイになるのか心配でしたが、涙が覆ってくれるので大丈夫です。

スキルを身に着ける

自信をつけるには、やはりスキルをつけて向上心がなければいけません。
スキルが身についてくると、自分の武器にもなってくるので日々精進が必要だと思います。
薬を飲んで
「はやくよくならないなか~」
「うつだからしかたない」
とボケーと何もしないでいる人をよくみかけますが、こういう人達は時間をかなり無駄にしているように思います。
休日は、うつ病でしんどくても、つねにスキルアップの時間に費やしていました。
最初は大変ですが、いろいろスキルが身についてくると、独立への力もついてくるので、
「会社を首になってもいいぞ!」
と思えるようになります。

今は、自分を卑下することもなく、自分に自信がもてるようになりました。
ただ、精神状態が悪いと完全な自己肯定感が持てないので、まずは精神状態を整え安定にすることが第一優先だと思います。(薬を服薬している方は薬を減らす)

つづく サザナミのうつ病体験/克服記(その7 散歩~旅行でリハビリ編)

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