はじめに
あがり症と不安は常に一体のものだろう。
うつ病にかかりやすい人は基本的に不安やあがり症など伴っているかと思います。
それは、果たしてどういったことが原因で起こるのだろうか。
最近、大阪なおみ選手がうつ病を2年前から発症していたことをカミングアウトされましたが、多くの人は意外だなと感じたかもしれません。
本人曰く、
「内向的な性格で人前にでるのが苦手で、優勝して注目浴びるようになってから辛くなった」
のだそうです。
「あ、これ私も同じだな」
と感じましたね。
うつ病って結構みために暗い人がなるイメージがありますが、実は逆の場合が多いんじゃないかと思います。メランコリータイプの人は人当たりがいい人、人に気を使う人になりやすいんです。
何人かうつ病の人をみたことありますが、外見は普通の人と分からない人が多いですね。
私もうつ病にみられなかったから苦労しました。
なかなか弱音を吐けない性格なので、それが自分を苦しめてしまいますね。
私も学生の時は一応成績はよかったので、それなりに教授から期待され、注目を浴びていたのですが、これが嫌で嫌でたまりませんでした。
「これだったら、真面目に勉強なんかしなかったほうがよかった」
と感じましたね。
会社に入ってからも、注目されて
「仕事ができる」
ものだと思われていたところがどっこい、
プレゼン下手でボロボロ言われるわ
電話を取るのさえ恐怖で入社1年目からボロボロでしたね。
いわゆる、発達障害的な症状でしょうか。
とはいえ、
昔は発達障害などなく、普通に子供の頃はできていたことがだんだんできなくなってきて
「逆成長している」
のに気づいてきたのでした。
話は逸れましたが、
都会に出てみると、気づいたのは、都会の人は話すのが流暢でプレゼンが上手いなという印象でしたね。出張や旅行にいっても都会の人は人に囲まれているからか、都会の人のほうが人慣れしてる人が多い感じがしましたね。環境がガラっと変わるとその中にとけこむのが大変ですね。
電話にしろ、最初は恐怖のものでしかありえませんでしたが、何度も繰り返しとっていると2年目にはだいぶ慣れてきて、腕ついて話したりしてましたね。やはり、恐怖に立ち向かうには何度も経験し慣れていくのが一番でしょう。
といいつつ、今は一人身で人と話す機会も減ってしまったのですが、このままの状態が続いていくとだんだん人と話すのもちょっとおっくうになってきたので、誰かと話したい気分でいっぱいです。
うつ病のときは「人と話したくない」気持ちでいっぱいだったのですが、最近は人と何か話したいと思っています・・。が、コロナ禍で外にもなかなかでにくい状況なのでちょっと寂しい感じがします。
コロナ禍で騒いでいますが、あまりこういうのには不安や恐怖は感じませんね。
長いうつ病生活を続けていたせいか、それにくらべるとあまり大したことないなと耐性がついたのかもしれません。
一度辛い経験を克服すると一段と成長しますよ!これをPTG「(心的)外傷後成長)」というんですかね。
不安、あがりを抱えやすくする要因
さて、あがり症や不安を引き起こす原因とはなんでしょうか。
少しかんがえてみました。
①トラウマ
ひとつは真っ先に思い当たるのが「トラウマ」があるでしょう。
何等かのきっかけで苦手意識となってあがりやすくなると思います。
ここは、苦手を想起させる「記憶」と「高まる交感神経」
が関わってきますね。
②遺伝的なもの
それと、遺伝的なものもあるのではないかと思います。
いわゆる最近ブームの
「HSP(ハイリーセンシティブパーソン」
ですね。
HSPとは内省的で感受性の高い人のことで、集団よりも一人あるいは少人数を好むタイプ。
私もHSPなのかなと思います。
あまり、飲み会やパーティでガヤガヤ騒ぐのはあまり好きなほうではないですね。
知っている人同士ならそうでもないですが、会社や接待などは好きではありません。
HSPは会社に入ると苦手なことばかりで、生きづらいものがあります。
強い刺激を受けやすいので、交感神経があがりやすく人一倍自律神経が乱れやすいものと思われます。
遺伝的なものは変えられないので、交感神経を高めないように刺激を受けにくくするように対処していくことが大切なのではないかと思います。
③慣れ、経験
あまり経験のないものや初めて体験することは緊張しますね。
一度運転などでも慣れてはいても、何年も運転しなくなると不慣れになって緊張してしまいます。
逆にずっと運転していると、ハンドルさばきも上手くなって車の運転も上達していきます。
このことから考えてみても、絶えず経験して慣らしておくことが大切ということがわかりますね。
④環境
そして、もう一つは「環境」でしょう。
先ほど述べたように、田舎のほうは、あまり表にでるという人が少ない感じがします。HSPタイプの人は田舎住まいがあっているのかもしれません。
「寒い場所に住んでいた人が、砂漠地帯を歩いているようなものですね」
人にはそれぞれ適した環境が存在するので、それにあった生きやすい環境を求めるといいかもしれません。大変ですけど、最初は仕事をしながらお金とスキルを磨きながら自分の適性、自分にあった仕事を考えていくといいでしょう。
⑤抗不安薬、睡眠薬など
あとは、薬を飲んでいる人は「向不安薬」「睡眠薬」などの長期服用ですね。
向不安薬も最初のうちは不安を和らげてくれますが、だんだんと耐性がついていき不安が強くなってくるようなので、安易な乱用は避けるべきでしょう。
あがりの対処法のまとめ
こう考えてみえてくることは、以下のような対処法しかないのかなと思います。
・交感神経の昂りを抑える
⇒Holistic Healing,呼吸法、マインドフルネス音声、リラクゼーション、身体をほぐす、アロマ、心地よい音楽、リラックスする食生活、飲み物
・交感神経が高まらないようにする(HSP向け)
⇒ブルーライトシャットダウン、電磁波予防
刺激の少ない生活環境
・経験で慣らしていく
⇒認知行動療法(暴露療法)、デイケア
・自己暗示で自信をつける
⇒アファメーション、トランスビート(Natural Selfcare Program内)
・環境を自分にあったものにしていく
⇒スキル向上、転職など、配属転換依頼
頑張るしかない。
・薬は最小限にとどめておく
⇒治療法ではない。
催眠術の暗示で「あがりが一瞬でなくなる!」
ということはないので注意を。
基本的に、不安や緊張、トラウマが強い人ほど防衛反応がつよいので、なかなか暗示にさえかかりません。暗示にかかってぺらぺらしゃべれることはありませんでしたね。(経験者)
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