不安障害克服~あがり症,パニック障害などでよく使われる心理療法の利用~

不安障害
business meeting at conference room @ Yokohama


人前であがる根本の原因

あがり症、緊張する場面は嫌ですね~。
あなたは、どのような場面で不安になったり、緊張しますか?
学生の頃までは人前でスピーチする機会もあまりないため、それほど苦もなく毎日を過ごしている人も多いですが、大学生なら研究室に入ってから、あるいは社会人になってから対人関係、コミュニケーション、スピーチ、プレゼンの機会が増えてくるため、それが苦になって毎日が不安で鬱状態になる人が増えるようです。
近年は大学生からでも、抗不安薬を処方される方が増えてきているようですが、薬では解決できないものなので乱用は注意する必要があります。

私も、大学のプレゼンでの報告会のときの前日は本当に苦痛でしたね。
これも、あとになってわかったことですが、生まれていたときから家庭環境が崩壊しており、家族とのコミュニケーションが希薄であったことが私の主な原因ですね。

食事時はいつもお通夜状態・・。
家族と話す機会なんてほとんどなかったですから。

現代社会はコミュニケーション時代とは言われますが、その原因が家庭環境にあるんですから本当に理不尽な世界です。
それを何も知らない人達は、
「努力が足りない」だの、
「甘やかされて育てられたんだろ」
と言われちゃうんですからね。
そして、それに傷つく。

精神科医はそこらへんわかってんでしょうかね?
ちゃんとこういうことを世間に知らしめたほうがいいんじゃないですか?
非常に生きずらい原因としているのは主に夫婦仲からくる「家庭環境」が大きいんですから。

不安障害(あがり症、パニック障害など)に利用される心理テクニック


と、前置きが長くなってしまいましたが、社会にでて不安や憂鬱感の原因は「コミュニケーション」に関わることが多いんじゃないかなと思います。
 ・対人恐怖
 ・プレゼン、スピーチ
 ・会食恐怖
などなど。

社会に出たら、苦手なこと、憂鬱なことが毎日続きます。

ちなみに、「不安障害」を「うつ病」と勘違いしている人が多いようですので間違わないように注意が必要です。(医者や心理カウンセラーでもよくわかってない人が多い)
最近は、学生の人でも抗不安薬を利用しようとする人が増えてきていますが、薬は一時的に症状を抑えるだけのもので治療薬ではないので、あくまで短期利用にとどめておいてください。長期で服用すると離脱症状がきつくなってやめられなくなりますよ。

不安障害(パニック、恐怖症、あがり症)に対しては心理テクニックが有効な場合もあります。
よく利用されるのが

不安障害でよく利用される心理テクニック
・逆説的志向法 
反省除去法
・暴露療法

ですね。

この3つは覚えておいたほうがいいでしょう。
暴露療法を利用するときは、マインドフルネス、自律訓練法、瞑想法などのリラクゼーション法を身に着けて普段から緊張をほぐしておくといいですね!

逆説的志向法

これは、簡単にいうと「考えていることの逆を考える」といったものです。
例えば、プレゼン前は「緊張していやだな~、失敗しないかな~」
といったことを考えてしまいますが、逆に「よし、失敗して笑わせるぞ!」
と前向きに考えていく感じです。
このときは、何等かのユーモアを取り入れるということがポイントです。


反省除去

緊張や不安を抱えやすい人はHSP(ハイリーセンシティブパーソン)のように、内省的な人が多いようです。反省することは、人間にしかできないことであって「人間らしさ」の証拠でもありますね。実際にあがらない人の多くは、政治家のように反省しない利己的な人ばかりなような気がします。
つまり、HSPのように反省する人は、不安を抱えやすくあがりやすいので過度な反省はしないようにしようというのが「反省除去」といった考え方です。

暴露療法

暴露療法」とは、簡単にいうと「慣れさせる」ことです。
何度も経験し、慣れていくことで症状を解消していくことですね。

不安や緊張を減らすには「慣れ、経験」が必要。
こういう苦手なものを逃げてばかりいては、いつまでたっても克服できないということですね~。
難易度の低いところから、だんだんと難易度の高いところへステップアップしていく・・。
考え方は簡単ですが、これを行儀よく丁寧にやろうというのが「暴露療法」です。

私は、毎月入社してからプレゼンノルマでしたから、これが苦痛で何度も会社を辞めたいと思っていましたが、数年後にはだいぶしゃべられるようになったので逃げてばかりではダメだなと思いました。

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