わたしのあがり症経験
「あがり症」は一般的によく聞く言葉ですね。
実はというと、私もかなりのあがり症。
小さい頃はほとんどあがることなどなかったです。
学校での発表のときでも、動じることなくバカでかい声で発表していました。
しかし、教師からの一言に傷つく。
「あんたのとりえは声が大きいだけやね」
それから自然と声が小さくなってしまった。
これもトラウマですね。
高校面接のときはそれほどあがった記憶はなく、それから成長するにつれ、対人恐怖(人見知り)、
がひどくなっていきます。
あがり症に気づいたのは、大学の4回生のときで、研究室での発表。
初のプレゼンのときで、発表するときは頭がまっしろになって言葉がでなかった経験があります。
とにかく、それからというもの、事前にプレゼンすることをノートに書いて、それから丸暗記。
事前に頭の中で何度も何度も繰り返しシュミレーション。
質問のときは、たじろいでましたね~。
会社に入ってからもはさらにひどし。
報告の仕方が下手だということで、私は入社してから毎月報告は必須という命令が出され、毎月ストレスになりました。
会社に入るとプレゼンは必須なので、これは経験で慣らしていくしかない・・
と思っても、なかなか克服できませんでしたね。
うつ病といい、こういったトラウマ的な症状を克服するのはかなり大変です。
あがり症 と 社交不安障害の違い
人前であがりやすくなることを「あがり症」といいます。
これは誰でも一度は耳にしたことのある言葉だと思います。
これも、精神医療の病名では「社交不安障害」という名前で存在します。
英語で「Social Anxiety Disorder」と書くため「SAD」ともいいますね。
社交不安障害(SAD)はあがり症はじめ、赤面症、心気症、対人恐怖症、会食恐怖症などが含んだ総称になります。
あがるのは誰もがあがりますが、それが日常生活レベルまで影響しストレスやうつになってしまうものが該当します。基本的に、緊張、不安、恐怖症は、ノルアドレナリンがでて自律神経の交感神経が高まった状態ですね。
・赤面恐怖症・・・人前に出ると緊張感が高まり、顔が赤くなる。
・多汗症・・緊張により発汗し、ハンカチなどを持たないと落ち着かない。
・対人恐怖症・・・周囲の視線が気になり、恐怖や震え、めまいなどを感じる。自分に対する他人の評価に強い不安を感じる。
・場面恐怖症・・・緊張して声が震えるなど、人前でうまく発言できない。
では、なぜあまりあがらない人と、あがりやすい人がいるかというと、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)といった気質や生活環境、トラウマが影響しているものと考えられます。
うつ病など精神疾患にかかっている人の多くは交感神経が高まっている場合があるので「社交不安障害」も併発している人も多いかと思います。私の場合は、地域的なものや家庭環境、さらには先ほどのようなトラウマが原因していたのだろうなと思っています。
人の多い地域(東京や大阪など)の出身の人は、普段から人と接する機会も多いので対人恐怖の人は少ないと聞きますね。私のように田舎に住んでいる地域の人は、人口密度が少ないので人見知りの人や人前にでると緊張しやすい人が多いような感じがします。
社交不安障害(あがり症など)の克服法は
向精神薬では、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬がよく使用されますね。
しかし、抗不安薬は一時的にな作用でごまかしているだけですので、真の克服にはなりません。
薬を使用するならば基本的には、大きく対策は4つあります。
副交感神経を高める
1つは、交感神経が高まっているので副交感神経を優位にして自律神経を整えることですね。
それには、瞑想、呼吸法、自律訓練、アロマ、催眠療法、音楽を聴く、マインドフルネスといった方法があります。
身体をほぐす
2つめは身体をほぐすことです。
交感神経が高まると、緊張して無意識に身体が硬直してしまいます。この硬直した身体をほぐすと結構気分が楽になってきます。例えば、運動、ストレッチ、ヨガ、入浴などがいいですね。
リラックスする食品を摂る
3つめはリラックスする食品を摂るです。
ノルアドレナリンを抑制する神経伝達物質のGABAを増やす食事がいいですね。
しかし、GABAは脳内には入ることができないのですが、血圧を下げる効果があるためリラックス効果もあります。例えばGABAの入ったチョコがよく知られていますが、ナス、タマネギなどにも多く含まれています。脳内のGABAを増やすには、ビタミンB6、Mg,Znなどのサプリを使用する場合もありますね。
心理療法を利用する
4つめは心理療法を利用することです。
有名なのが、「暴露療法」ですね。簡単に言うと、経験で慣らしていくことです。
でも、無理にするとトラウマになることもあるので注意が必要です。
以後詳細に取り上げて書いていきます。
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