自律神経の話② 自律神経失調症とうつ病(気分障害)2

自律神経
Young man sitting on the bed are unhappy and stressed at the windows of the room.


言葉のあいまいさ(色即是空)

「言葉」は同じ言葉でも人によっては解釈はまちまち。
例えば、「やる気がない」という捉え方
 疲れて嫌になってやる気がない
 飽きてやる気がなくなった
 ただのなまけもの
 自律神経の乱れによるもの
 自律神経失調症によるもの
 うつ病的なもの(ノルドレナリン減少)
 脳の病気(脳の損傷)
うつ病の診断は、問診形式で行われるので医師による言葉の解釈の仕方で診断名がコロコロと変わってきます。病院や医師が変わると診断名が変わるという経験の方も多いでしょう。
誰でもうつ病にしようとすれば、うつ病にできます。
医師の診断を、あまり信用していると医師によってはどんどん薬を飲まされ人生狂わされることもあるので注意が必要です。

自律神経の乱れと自律神経失調症の違い

自律神経の乱れで起こる症状
肩こり、疲れ、頭痛、腰痛、下痢、便秘、思考が低下、めまい、耳鳴り
イライラする、不安になる
などがあげられます。

これらの症状があると、自律神経失調症か?というとそうでもありません。
自慰津神経のたんなる乱れだと、2週間以内に治まるようです。
これらの症状が、2週間以上続くと、「自律神経失調症」の可能性があります。
単なる乱れか「自律神経失調症」の区切りは2週間と言われています。

「自律神経失調症」には一般的に会社でのストレスなどで男性が30代、女性は40代から乱れてきやすいようです。

自律神経が乱れる要因
・ストレス
・不規則な生活習慣
・食生活
・環境
などです。

なかでも「ストレス」要因が大きく、両親の夫婦喧嘩ばかりの家庭、毒親の猛攻など、子供の頃から家庭内で安心の場が得られないような状況が続くと、普通の家庭で育ってきた人よりも交感神経が高まって自律神経が乱れやすくなります。
なので、早い人なら、中学かあたりから、寝坊して遅刻、授業中居眠り、慢性的な疲れ、頭がボケーとする、下痢か便秘ぎみ(IBS:過敏性腸症候群)抜毛症、睡眠障害などの症状を慢性的にかかえ「自律神経失調症」をかかえていたのではないかと思います。

自律神経失調症とうつ病の違い

こういう症状がある人は、大学進学や社会に出てから何等かのストレスをきっかけに「うつ病」あるいは「更年期障害」になる可能性が高くなるのではと思われます。

普通に自然現象論的に考えても、ストレスを小さい頃から溜めていた人(反抗期がない、ずっと抑えていた人)ほど若い頃にうつ病など発症しやすくなるのではないかと思います。私の経験上、だいたい20~30代あたりが受験の失敗、失恋などでうつ病になっていた人が多かった気がしますね。

うつ病の場合は、自律神経失調症の症状だけでなく、気分的に沈み込み、感情コントロールがきかず不安定さや葛藤、ボケーとする時間が増してきます。
最初かかり始めたときが闇が深く「外に出たくない」「人に会いたくなくなる」「何もしたくない」感じですね。休日もほとんど寝たきり状態。
生活習慣はだらしなく、服装は乱れる・・本当に何もしたくなくなります。
発症前と発症後では、人格も変わってきます。
イライラして自分が嫌になります。

従来鬱の場合はセロトニンとノルアドレナリンが低下しているので、抗うつ薬がよく効きます。
抗うつ薬とは逆に抗不安薬はノルアドレナリンを減らす薬。従来うつ病に、抗不安薬が処方されると、さらにノルアドレナリンが低下し症状はさらに悪化するので注意です。
こちらは、ポイヴェーガル理論的に副交感神経優位(背側迷走神経優位)型になります。

逆に非定型うつ、パニックの場合は抗不安薬がよく効くようです。
この場合は、抗うつ薬が処方されると、アクチベーションシンドローム、セロトニン症候群を起こしやすくなります。(自傷行為、自殺衝動、イライラする、攻撃的になる)
こちらは、ポリヴェーガル理論的に交感神経優位型になります。

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