うつ病になりやすい人は反省しすぎる傾向が
うつ病になりやすい人の傾向。
それは、自虐的で、よく誤ったり、反省しすぎることがあるのではないかと思います。
私もそうでした。
それも、家でも学校でも小さい頃から怒られてばかりだったもので^^;
いつも
「夜寝る前は反省しろ!」
と言われてました。
うつ病になったり、不安を抱えやすい人はHSP(ハイリーセンシティブパーソン)
のように内省タイプが多いように思います。
特にうつ病になると、その傾向がより一層ひどくなりますね。
そして、自分をどんどん苦しめ葛藤感が増していきます。
どんどんと、胸のあたりが苦しくなり、それが不快でどうしようもない・・。
コンプレックスの塊で、人並みに頑張ろうとして、人一倍頑張る。
しかし、他人と評価しては自分の欠点ばかりに目がいき、落ち込んでしまう・・。
いつのまにか、完璧主義になっていた・・という感じですね。
人から貶されると傷つき・・・
逆に褒められても
「そんなことない。もっとすごいのがいる」
と自分をあまり褒めることもありませんでした。
学生のときは、すべて単位はとって
「オール優(80点以上)」
で首席だったのですが、それでもぜんぜん自信がもてませんでしたね。
(まさにこの頃は完璧主義)
「あーなんで、こう自分は自信がもてないんだろうな~」
と思っていたその原因も
「反省のし過ぎ」
だったんだなーと気づきました。
そう、テレビの芸能人や政治家などの健常者をみても、人のせいにばかりにして
反省している気配などなさそうですしね。社会にでると、あまり自分を見返らない人が実際
多いように思います。そういう人達はずうずうしいし、ストレスもあまりたまらないだろうし、
うつにもならないんだろうなーと思います。
反省除去とは
ロゴセラピーの「逆説的志向」とリンクする手法に「反省除去」があります。
「反省除去」では、そういった内省しすぎるタイプの人に、過度に自分を省みることをやめるように勧めるものです。
「自分のことを考え過ぎてはいけません」と。
これを「脱反省」ともいいます。
フランクルは音楽家や画家の例をあげます。
音楽家は素晴らしい演奏をしようとして、
画家は芸術的な作品を創ろうとして、
つまり、過剰に芸術性を志向したがためにむしろ、創造性を見失ってしまったのです。
それはスランプ状態ともいえます。そこでフランクルは「反省除去」の考え方を伝えることで、二人を創造性の苦しみから救いました。フランクルはこう書いています。
引用:https://diamond.jp/articles/-/176280?page=4
HSP気質の人のように、自己肯定感が低く反省ばかりしていると、それに執着し無駄に過剰なことばかりして、無駄な時間を過ごしてしまいます。しかし、完成されたものはすばらしくても、なかなか理解してもらえないということがありますね。よく会議などでもありませんか?「こっちのほうが素晴らしいと思うのに、なぜこんなしょうもない案のほうが採用されるんだ・・」ということが。
仕事でも、私は手を抜くことができず、なるべく完璧なものに執着してしまいがちでしたが、その結果「仕事が遅い」と言われる始末に。あとになって考えると、あまり、一般の人はハイレベルすぎるものは要求していないんだなーと。
「まさに、過ぎたるは及ばざるが如しですね」
それに気づいて、なるべく「質的」なものよりも、スピードに重きをおくようになりました。
その頭の切り替えで、気分と時間にもゆとりができ、無駄に考えることも少なくなってきましたね。
あんがい手を抜いててもよかったんだ~と。
「時間をかけて質にこだわっているのに、なかなか人に理解してもらえないなー・・」
という完璧主義に陥りがちの方の場合は、上ではなく、実はグレードが下のものにさげてみる視点に切り替えてみるといいかもしれませんね。
自己評価が低すぎる人は「嫌われる勇気」並びに「反省しない勇気を」
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